滴:父と暮らせば(上)「娘が帰って来てけだ」

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小学2年の時、秋江さんが書いた「あさ日」の習字。父が額に飾った当時のまま、実家の押し入れにしまってあった(写真を一部加工)
小学2年の時、秋江さんが書いた「あさ日」の習字。父が額に飾った当時のまま、実家の押し入れにしまってあった(写真を一部加工)

 父の部屋から、小さくいびきが聞こえる。

 昼食を終え、座椅子でテレビを見るうちに眠ってしまったのだろう。その気配を感じながら、秋江さん(69)=仮名、県内=は隣の居間で家事の続きをする。

 父は99歳。認知症が見え隠れするが、介護認定は受けていない。風呂も自力で入る。

 「自分でやるんだっていうプライドがあるんです」。その誇りに寄り添うように、秋江さんは日々さりげなく父を手助けする。

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