県内大雨、床下浸水や停電被害も にかほで9月最大降水量
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秋田県内は10日、前線に暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になった影響で、未明から昼ごろにかけて大雨となった。にかほ市では9月の観測史上最大となる1時間当たり42・5ミリの雨が降り、市道やアンダーパスなど4カ所が一時冠水した。
秋田地方気象台によると、各地の10日午後5時までの24時間降水量は、にかほ市100・0ミリ、男鹿市91・0ミリ、由利本荘市本荘82・5ミリ、大潟村81・5ミリなど。
県総合防災課によると、能代市で住家1棟の床下浸水があった。雷の影響で、同市の約200戸で9日午後10時55分ごろから約2時間半停電した。
JR秋田支社によると、JR五能線の普通列車上下4本が運休したほか、奥羽、男鹿、羽越の各線で特急、快速、普通列車上下計11本に遅れと区間運休が出た。
気象台は「雨のピークを過ぎても、これまでに降った雨により地盤が緩んでいる所がある。土砂災害などに警戒してほしい」としている。