慎重に検討し…「祝 首相」垂れ幕掲示へ、菅氏出身の湯沢市

会員向け記事
お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
菅官房長官が首相に選出された際には、祝いの垂れ幕が設置される湯沢市役所本庁舎
菅官房長官が首相に選出された際には、祝いの垂れ幕が設置される湯沢市役所本庁舎

 秋田県湯沢市は、同市出身の菅義偉官房長官が16日に新首相に選ばれた場合、市役所本庁舎にお祝いの垂れ幕を掲げることを決めた。安倍晋三首相の横断幕を掲示した山口県には、公費負担や行政機関の中立性に疑問の声が寄せられており、湯沢市も慎重に検討を進めてきたが、最終的に「儀礼の範囲」で問題ないと判断した。近隣の羽後町や東成瀬村も掲示を決めたほか、菅氏の母校・県立湯沢高校にも掲げられる予定だ。

 安倍首相が在職日数最長を更新したことを受け、地元の山口県が県庁などに祝賀の横断幕を掲げたところ、「税金を特定の政治家支持のために使うのはおかしい」といった批判が出ていた。

 市は山口県への批判を報道で知り、市役所への垂れ幕掲示を慎重に検討。公費からの支出を抑える策として、庁舎内の高性能印刷機で作った紙の横断幕を1階市民ロビーに張り出すことを考えていた。

 7日に開かれた市議会全員協議会では、市が垂れ幕については検討段階と説明したところ、議員から「湯沢市に注目が集まっている。全国に発信できるチャンス。垂れ幕を設置するべき」「盛り上げようという情熱が伝わらない」など厳しい意見が相次いだ。

 これを受け、庁内で改めて対応を検討。湯沢市は菅氏の選挙区(神奈川2区)ではなく出身地であり、郷土出身の人をたたえることは政治的な「支持」には当たらないと判断。公職である総理大臣への就任を祝うということでもあり、公費負担による掲示は可能という結論に至った。

※この記事は「会員向け記事」です。電子版への登録が必要です。
(全文 1155 文字 / 残り 540 文字)

秋田の最新ニュース