時代を語る・北川裕子(20)育てるなら母国語で
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外国出身の母親が子どもを産んだとき、私は「日本語を無理に使わなくていいから、母国語でしゃべりなさい」と言っています。3、4歳ぐらいまでは、なじんだ言葉で思いっ切りかわいがり、愛情たっぷりに育てなさいって。
小さい頃から日本語で話し掛けないと、母語としての日本語が育たないと言われた時期がありました。言葉は耳から入るからと。すると、外国出身の母親は「あなた、おいしいですか」「かわいいですね」と生まれたばかりの子に話し掛けるんです。自分の子どもなのに、何か他人行儀で変だなあと感じていました。
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