政治家・菅義偉の断面(上) かつて「地方優先打破」主張

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菅が生まれ育った湯沢市秋ノ宮
菅が生まれ育った湯沢市秋ノ宮

 秋田県出身者で初めての首相が、16日に誕生する見通しだ。政治家・菅義偉の「断面」を関係者への取材や資料の検証を通じて探った。〈敬称略〉

 ◇  ◇

 「私自身、都会と地方を両方ともよく知っている。そういう中で、この国の政治を前に進めていきたい」

 今月2日、菅義偉(71)は国会内で開いた自民党総裁選出馬会見で、集まった報道陣を前に強調した。

 会見の冒頭では自身の歩みを振り返り、「秋田の農家で育った私の中には、横浜市議時代も国会議員になってからも、地方を大切にしたいという気持ちが脈々と流れている」とも語った。

 ただ、時計の針を巻き戻すと、今の菅とは全く異なる姿が浮かぶ。

 「地方優先政治の打破」。00年ごろの菅のホームページに、こんな見出しがあった。

 「皆さん(都市生活者)が支払う国税の大部分は地方の道路や施設の投資に使われています。大都市はさまざまな都市問題を抱え、財政も火の車です」と記し、地方交付税制度の見直しを訴えていた。

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