菅氏組閣、派閥論理や長老の「横やり」に翻弄 薄まる改革色

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大勢の記者に囲まれ、首相官邸を出る自民党の二階幹事長(中央)=16日午後
大勢の記者に囲まれ、首相官邸を出る自民党の二階幹事長(中央)=16日午後

 菅内閣が発足し、新たな国のかじ取りが始まった。菅義偉新首相は独自性を前面に出した組閣を狙ったが、自民党幹部や長老らの「横やり」(官邸筋)に阻まれる場面が目立った。党総裁選での自身の圧勝を支えた派閥の論理に、押し込まれ改革色が薄れた格好だ。多難な幕開けとなった舞台裏を探った。

 「仕事をする内閣だ。協力をお願いしたい」。菅首相は16日、官邸で公明党の山口那津男代表に頭を下げた。この後も新内閣誕生に伴う一連の行事を淡々とこなしたが、心中は必ずしも穏やかではなかった。派閥政治から手痛い「しっぺ返し」を受けたからだ。

 首相が14日に党総裁に選出された前後から人事を巡る攻防は本格化した。主戦場は自身の後任となる官房長官ポストだ。

 首相の本命は「梶山弘志経済産業相」(周辺)だった。首相が師事した故梶山静六元官房長官の長男で、自身と同じ無派閥。「菅カラー」の打ち出しに最適だったが、梶山氏は固辞した。

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