ローカルメディア列島リレー(13)白水高広

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します

 全国のローカルメディアの作り手が、ローカルならではのメディアの形や取り組みについて綴るリレーエッセイです。紙もウェブも、看板やアートプロジェクトだって「ローカルメディア」に?! 特色あるローカルメディアの担い手たちのアイデアと奮闘の記録です。

「ローカル」から「ネイティブ」へ

 地方(ローカル)が注目される時代になりました。この10年、ローカルブームが巻き起こり、「地方でつくられているものはいいものだ!」という風潮がありますが、本当にそうでしょうか? 私はそれには懐疑的で、地方でつくられたというだけでは、もはや価値にはならないと考えています。

 「ローカル」という言葉は、都市に対する地方という意味あいでしかありません。私たちは、もっと本質を探さなければなりません。それが、土地独自の風土から生みだされていて、他の地域とどう違うのかという点が重要です。その土地独自に根づいている食、ものづくり、お祭りなどの風習……。それこそがそこにしかない土着の魅力です。私はそれを「ネイティブ」と呼ぶことにしました。次の時代は、この地域のネイティブをどれだけ掘り起こし、磨き、編集することができるかが鍵になります。

 では、どうしたらそのネイティブを見つけることができるのでしょう? 自分たちの生活や文化を客観的に判断するというのはとても難しいことです。有効な手段は、他の地域の取り組みを学ぶことです。他者=他地域を学ぶことではじめて、自分たちの土地や活動を発見できるのではないでしょうか。

 地域は魅力だらけです! ネイティブ性を認識・獲得するために、まずは、自分が行っている仕事や、興味があることの他地域での事例などを調べたり、聞いたりすること。それらを通して、秋田の独自性や土着性=「ネイティブ」を知ることからはじめましょう!

白水高広/うなぎの寝床
1985年佐賀県生まれ、大分大学工学部卒業。2012年7月に福岡県八女市にてアンテナショップうなぎの寝床を立ち上げる。活動の幅はメーカー、コンサルティングなどに広がり、地域文化商社と業態を変更させ活動を続ける。

関連リンク

秋田の最新ニュース