「暮らしのデパート」三久、閉店へ 男鹿で愛され130年

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「三久」本店前に立つ(左から)久人さん、由恵子さん、洋子さん、高桑さん
「三久」本店前に立つ(左から)久人さん、由恵子さん、洋子さん、高桑さん

 秋田県男鹿市脇本の雑貨店「三久(さんきゅう)」が今月末で閉店する。JR脇本駅近くの現在地に、明治時代に開業して約130年。食料品、日用品から家具、仏壇まで、幅広い品物を取り扱う店として地域に親しまれてきたが、近年の利用客減少もあって決断した。社長の三浦由恵子さん(48)は「地域の皆さんと従業員に感謝でいっぱい。最後の一日までしっかり店を開けたい」と話す。

 三久は由恵子さんの曽祖父・久吉さん(故人)が開いた畳屋が始まり。食塩や酒、日用雑貨と取り扱う品物が増え、50年ほど前からは灯油の配達も手掛けるようになった。

 祖父で2代目の久治郎さん(同)は「ゆりかごから墓場まで」「暮らしのデパート」といったキャッチコピーを考え、店舗や展示場の外壁に掲げた。キャッチコピーの通り、店では嫁入り道具やベビー用品、仏具とあらゆる品物をそろえた。

 しかし、各地にホームセンターや大型ショッピングセンターが増えると、客足は徐々に減少。地域に閉店を知らせるチラシを配ると、多くの人が店を訪れ「残念だ」と口にした。

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