弥生中期の竪穴建物跡を公開 愛知・設楽町、土手くっきり

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報道陣に公開された弥生時代中期後葉の竪穴建物跡。楕円形に掘られた穴の周囲に周堤が残る=28日、愛知県設楽町
報道陣に公開された弥生時代中期後葉の竪穴建物跡。楕円形に掘られた穴の周囲に周堤が残る=28日、愛知県設楽町

 愛知県は28日、設楽町の山間部で見つかった弥生時代中期後葉(約2100年前)の竪穴建物跡を報道陣に公開した。土石流で覆われていたため風化が進まず、建物周囲に積まれた高さ約50cmの周堤(土手)が明確に残っているのが特徴。同様の例は全国的にも少ないという。

 「上ヲロウ・下ヲロウ遺跡」で、ダム建設に伴う埋蔵物調査で県が発掘を開始。今年8月に周堤が確認された。竪穴建物跡が6基以上見つかり、そのうち1基では長径約6mの楕円形に掘られた穴の周囲に周堤が形をとどめている。

 周堤は居住空間の穴を掘った際に積まれたとみられ、雨が流れ込むのを防ぐ役割があったと推測される。