戦禍の記憶:空襲 B29の音、今も耳の奥に

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輜重兵として従軍した佐々木さんの夫・故金三郎さん
輜重兵として従軍した佐々木さんの夫・故金三郎さん

 75年前の今頃、私は何をしていたか―。自らの記憶をたどる一通の投稿が8月下旬、本紙に寄せられた。

 送り主は、にかほ市黒川の佐々木キチさん(95)。「当時のことを何らかの形で残しておきたい」と思い立ち、筆を執ったという。佐々木さんを訪ねた。

 ◇  ◇

 私は祖父母に育てられて、18歳で婿を取りました。私より八つ年上で、同じ黒川集落で育った金三郎(1992年、75歳で死去)です。

 夫に召集令状が来たのは、1944(昭和19)年11月です。弘前の輜重(しちょう)隊(軍隊の食糧や武器などの軍需品を運ぶ兵のこと)に入隊しました。ただ、当時は「どこの戦地に行く」だとか、詳しいことは聞いていませんでした。

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(全文 2307 文字 / 残り 2008 文字)

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