さよなら百宅(1)移転 古里の景色、心の中に
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由利本荘市鳥海町の百宅(ももやけ)地区で、2028年度完成予定の鳥海ダム建設に伴い、家屋の解体が進んでいる。ダム湖に水没する古里を離れる住民の思いを聞きながら、消えゆく集落の最後の姿を追う。
◇ ◇
「致し方ない。でも、寂しいな」。8月11日、取り壊しが進む自宅を見詰め、佐藤哲正さん(77)が話した。
百宅に生まれ、百宅で育った。田畑を耕し、山仕事に励み、長い冬を耐え忍ぶ―。先祖代々営まれてきたこの地での暮らしは、自宅の解体によって幕を閉じることになった。
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