さよなら百宅(3)伝統芸能 誇りの番楽、休止のまま

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鳥海獅子まつりで披露された下百宅講中の「祓(はら)い獅子」=2006年8月
鳥海獅子まつりで披露された下百宅講中の「祓(はら)い獅子」=2006年8月

 獅子頭がおはやしに合わせて躍動し、歯打ちの音を響かせる。由利本荘市鳥海地域に伝わる国重要無形民俗文化財「本海獅子舞番楽」は、そのダイナミックな動きから、獅子舞ではなく「獅子振り」とも呼ばれる。

 地域には13講中(伝承団体)があり、百宅(ももやけ)には上百宅、下百宅の2講中があった。暮らしと深く結び付いた伝統芸能だったが、少子高齢化による担い手不足のため、活動休止を余儀なくされた。上百宅は20年ほど前、下百宅も13年前から舞うことができていない。

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