遠い風近い風[畑澤聖悟]東青・下北地区高校演劇発表会

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 第12回東青・下北地区高校演劇発表会が9月20日と21日の2日間、青森市のリンクモア平安閣市民ホールにて行われた。青森県高等学校文化連盟(以下、県高文連)から示された開催の条件は「マスク、マウスシールド、フェースガードの着用、もしくはそれ以外の防御器具(ビニールシートなど)がない場合は対面での発声は許可されない」というもの。後に「出演者同士の接触は可能な限り避けよ」が追加された。「手袋を着用しても不許可」と注釈が付いており、「じゃあ防護服を着ても不許可ですか?」と問い合わせようと思ったがやめた。

 青森県危機対策本部は5月27日、「大声での発声」「近接した距離での会話」「歌唱」などが想定されるときは県主催のイベントは開催できないという見解を示している。対策のいかんに関わらず演劇行為そのものがNGと解釈できる全国的にも例を見ないガイドライン。県高文連も我々演劇専門部もそれに従わなければならない。全国の高校劇児たちを取り囲むのは都道府県ごとに異なるこれらの基準。そして地域ごとに異なる世間の空気。今は黙って戦うしかない。青森県の基準がその後いくらか緩和され、一時は「開催困難」と事実上の中止を宣告された大会が開催できることを幸運と思うしかないのである。

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