戦禍の記憶:記録たどって 大伯父の死、納得できない
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「残されていたのは、2人の遺影だけ。どちらがどちらかも、分からなかったんです」
大仙市の看護師・工藤真利江さん(40)が話す。工藤さんの大伯父に当たる打川菊治さんと與市(よいち)さんの兄弟は、いずれも戦争で亡くなった。工藤さんは、この夏、県に軍歴を照会。2人について知ろうと、少しずつ歩みを進めている。
工藤さんが戦争について考えるようになったのは、小学校4年生の頃だ。
母方の祖父が亡くなった時、仏壇に飾られた写真から、祖父がかつて海軍に所属していたと知った。
そして、同居していた父方の祖父・打川三治郎さんから戦争の話を聞いたのも、この頃だった。
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