さよなら百宅(8)私の思い 寂しさと喜び交錯

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 「古里を離れるのは寂しい」「雪が多くて大変だった。やっと出られる」―。百宅(ももやけ)の住民たちはさまざまな思いを抱えながら、ダム建設事業に伴う古里からの退去を受け入れた。これまでの喜びや苦労、今思うことを6人に語ってもらった。

毎朝の除雪、30年以上

 地域の除雪を旧鳥海町時代から臨時職員として30年以上担当した。朝起きれば腰まで雪が積もる場所だから、冬は毎日午前2時に起きて除雪車を動かした。大変だったが、そうしないとみんな車を出せないから、寒い中でも必死に作業した。移転先の秋田市は雪の心配がなくうれしいが、生まれた場所を離れるのはやっぱり寂しい=佐藤正明さん(63)

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