公共温泉の行方(上)衝撃 「場当たり的」批判続出

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横手市に返還された増田町狙半内のさわらび
横手市に返還された増田町狙半内のさわらび

 市有温泉施設の運営コスト削減に向けて民間委譲を進めていた秋田県横手市が、相手方の経営難により2施設を返還され、苦境に立っている。市は新たな譲渡先を探す構えだが、新型コロナウイルスの感染が収束しない中で状況は厳しい。財政負担の軽減と住民福祉の向上のはざまで迷走する市の状況と、住民の声を追った。

 ◇  ◇

 市中心部から南東へ車で約40分。山林に囲まれた同市増田町の狙半内(さるはんない)川近くに立つ宿泊温泉施設「さわらび」と、西隣にある日帰り温泉「ゆ~らく」はこの4月から休館したままだ。

 2施設は第三セクターによる運営を経て、2018年4月から民間会社・横手温泉郷が2年ほど経営していた。市は今年5月26日、同社が経営から手を引くため施設の返還を受け入れる方針を公開の場で初めて議会に発表した。

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