遠い風近い風[小嵐九八郎]古いと思いながら

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 当方は1944年7月生まれ、敗戦の1年ぐらい前に、たぶん「うぎゃあ」と叫び、世の中に出てきた。そのせいか、まだ戦前の大切だったモラルである親孝行が身心に染みついている。その割には学生運動とその延長戦で監獄に幾度も入って親を心配させたり、母が危篤の時にはラブ・シーンの濃い場面を書いたりして不孝を重ねた。

 我が娘2人は、そもそも親孝行などの概念など零(ゼロ)に限りなく近くしか持っていないはずだ。だから、父の誕生日にひどく小さなプレゼントを贈ってくれると、「こりゃ、何かあるのでは?」と3日ぐらい俺は落ち着かなくなったりする。

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