学術会議任命拒否:首相の意図、不透明 選考基準「違法」の指摘も

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 日本学術会議の会員任命拒否を巡る政府説明について、なお疑問点が消えない。杉田和博官房副長官による決定過程での関与は判明したが、拒否理由や、首相の意図は不透明なままだ。政府が示唆する会員の選考基準に関し、野党などは日本学術会議法の規定に反すると指摘する。学術会議を行政改革の対象として検証する政府方針に対しても「学術会議の活動に介入するのか」との批判が根強い。

【決定過程】


 首相は9日の内閣記者会のインタビューで「(学術会議の)推薦段階の名簿は見ていない」と語った。加藤勝信官房長官は12日の記者会見で、推薦名簿は参考資料として添付されているとした上で「参考資料までは詳しく見ていなかったということだ」と述べ、首相の説明を軌道修正した。

 学術会議が政府に出した推薦名簿は105人分で、6人が外された。政府高官は「(6人除外の)起案前に首相と方針をすり合わせているため問題はない」と強調。野党は「首相や加藤氏の説明では、誰が除外に向けて議論を始めたのか、首相決裁までどういう過程をたどったのか分からない」(立憲民主党中堅)と問題提起する。

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