iPS視細胞移植を発表、世界初 神戸アイセンター、網膜に疾患

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
記者会見する神戸市立神戸アイセンター病院の栗本康夫院長(左)ら=16日午後、神戸市
記者会見する神戸市立神戸アイセンター病院の栗本康夫院長(左)ら=16日午後、神戸市

 神戸市立神戸アイセンター病院などの研究チームは16日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した視細胞のシートを、網膜色素変性症という目の難病の患者に移植する世界初の手術を臨床研究として実施したと発表した。手術を受けたのは関西地方に住む60代の女性患者。約2時間で、合併症もなく予定通り終わったとした。

 視野が狭くなったり、視力が低下したりしていき、失明することもある病気で、国内の患者は3万人前後とみられる。今回は安全性の確認が主な目的のため、劇的な視力回復は見込んでいないが、チームは経過を詳細に分析し、今後の治療開発につなげる考えだ。