戦禍の記憶:軍事郵便(上) 遺影の裏にひっそりと

会員向け記事
お気に入りに登録

 「区別なき常夏の国です 椰子の木陰に兵舎を建て土人同様真黒になり米英撃滅せんば止まじの意気で前線勤務に勉励致し居ります」

 遺影の写真立てから出てきたはがきは、そう読めた。相庭由江さん(35)=由利本荘市出身、都内在住=が、戦死した親族の今野千代吉さんについて調べるきっかけになった軍事郵便だ。

 祖母が亡くなった2016年、仏壇の整理をしていた相庭さんは、端にあった千代吉さんの写真立てが壊れていることに気付いた。新しい写真立てに中身を移そうとして、遺影の裏に隠れるように入っていたはがきを見つけた。

※この記事は「会員向け記事」です。電子版への登録が必要です。
(全文 1903 文字 / 残り 1653 文字)

この連載企画の記事一覧

秋田の最新ニュース