「返納、悩んだ…」「やっと合格!」免許センターの人間模様

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 新たな免許証を受け取った秋田市新屋の鈴木泰次さん(76)は、既に教習所で高齢者講習と認知機能検査に合格しており、この日は試験が不要。買い物などのため週5回ほど運転するが、最近は事故防止のため夕方と夜は運転を控えているという。「今回の更新は迷わなかったが、80歳を過ぎたら返納を考えようかなと思います」

10時02分

 技能試験に挑む大仙市神岡の農家の男性(50)が、センター内の技能試験コースで除雪や土砂運搬ができる大型特殊車両に乗り込む。男性は緊張した面持ちで周囲の安全確認を行い、アクセルを踏んだ。

 5年ほど前にプラスチック製造会社を退職し実家で稲作をしている。今後の役に立てばと農業機械などが運転できる大型特殊免許の取得を目指している。今月から受験を始め、今回が4回目の挑戦。ただ、「ウインカーの出しっ放しなどミスがあった。今回も厳しそう」と声を落とした。

11時05分

 待合室の電光掲示板に、学科試験の合格者番号が表示された。「やっと合格しました」。8時から並んでいた由利本荘市の女性(21)が、マスク越しでも分かるような笑顔で記者のもとへ歩いてきた。11回目の挑戦での免許取得。「祖父や祖母、両親を車に乗せて、紅葉のきれいな場所に連れて行ってあげたい」と目を輝かせた。

11時13分

 大型特殊免許の技能試験を受けた大仙市神岡の男性(50)に不合格が告げられた。「農作業が始まる来年春までにはなんとか取りたいです」。そう言ってセンターを後にした。

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