畜舎骨組みに秋田杉、強度など利点 県立大開発の工法初採用

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秋田杉を活用した畜舎の見学会
秋田杉を活用した畜舎の見学会

 秋田杉の需要拡大に向け、秋田県立大が開発した工法を初めて採用した大規模畜舎の建設が、大仙市豊川で進んでいる。強度を高めた上、低コスト化も図れるという。県は本格的な伐期を迎える秋田杉の活用を促す一手にしたい考え。

 畜舎は地元の畜産農家、草彅宏明さん(31)が施主。木造平屋で延べ床面積1352平方メートル。使用した木材138立方メートルのうち、秋田杉はおよそ半分に当たる68立方メートルを占める。6月に着工し、12月に完成する予定。

 木材を三角形に組むトラス構造の屋根の骨組みに用いたのは、一般流通している秋田杉の細い製材。秋田杉はたわみやすく、太い部材はコストがかかるのが課題だったが、細い製材でもトラス構造と組み合わせることで輸入材やカラマツと同等の強度を実現、コストも抑えられた。

 県によると、これまで秋田杉の主な使い道だった住宅の着工が伸び悩んでおり、住宅以外の需要の掘り起こしは急務。県は新工法のアピールなどを通じ、輸入材を主に使っている畜舎への活用を狙う。

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