乗り鉄日和~大又川橋梁最寄りの駅に降りてみた 秋の内陸線編(上)【動画】

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 列車で旅をしている時、いつも思うことがある。片方の眼をドローンのように飛ばして、自分が乗っている列車を追い掛けて見ることができたらどんなに楽しいだろうなあ、と。

 車窓からの眺めはもちろん魅力的だが、列車が走り抜ける姿もやはり見てみたい。当然「眼球ドローン」など存在しないので、両方の光景を楽しみたいのなら、途中下車して沿線で次の列車を待つしかない。筆者は今回、秋田内陸縦貫鉄道沿線で最も車窓からの風景が美しい場所の一つである大又川橋梁(きょうりょう)を目指すことにした。春夏秋冬、どの季節に訪れても魅力的な風景が味わえる場所ではあるが、春であれば桜、夏なら田んぼアートなど、秋田内陸線沿線には他にも魅力的な風景が山ほどある。そして冬は寒い。紅葉が美しくなる秋こそ、大又川橋梁を楽しむのにぴったりな季節だろう。11月1日、筆者は秋田内陸線の旅に出掛けた。

 大又川橋梁は内陸線笑内(おかしない)~萱草駅間にある阿仁川をまたがる真っ赤な鉄橋。トラス構造(三角形の骨組み)がレールの下部にあるため、車窓からの風景が遮られることなく“空中散歩”気分を存分に味わえる。また、列車外から撮影する際も、遮るものがないのでしっかりと列車をとらえることができる。

 筆者は角館駅を午前9時50分に発車する上り列車(鷹巣行き)に乗り、11時14分に萱草駅で下車。大又川橋梁を通過する4本の列車を撮影することにしていた。

 田んぼアートを楽しもうと訪れた前回の旅から約3カ月半。角館駅は前回(4連休初日だった)ほどではなかったものの、乗客は30人を超えており、にぎやかだった。

大又川橋梁を渡る列車の車窓からの風景=午前11時12分ごろ


 午前11時10分ごろ、列車は大又川橋梁へとたどり着いた。ここでは、人間が歩くスピードよりもゆっくりなのではと思うほど徐行運転をしてくれるので、存分に景色を味わえる。

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