地方点描:文化芸術の力[角館支局]
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息子から毎日のように話を聞かされ、原作を読んだことのない自分でも大筋を知っている。息子はまだ文字が読めないが、こども園やテレビなどで自然と情報が入るようだ。それほど「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」は流行しているのだと実感する。
一つの漫画がさまざまな現象を巻き起こし、明るい話題を聞くたびに、新型コロナウイルス禍で漂うよどんだ雰囲気を少し忘れられる気がする。人を前向きにするエネルギーこそ文化芸術の持つ力なのだろう。コロナ禍の中、ドイツの文化相が早々に「アーティストは生命維持のために必要不可欠」と表明した意味がよく分かる。
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