県、業者の言いなり 「秋系821」名称発表、紙メディアは現地取材できず

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 秋田県の新品種米「秋系821」の名称を発表する17日のイベントについて、県は取材をテレビ局に限定する異例の形式で準備している。イベントの運営を請け負った業者側の意向という。税金が原資の県主催イベントで、県が業者の言いなりになっている格好だ。

収穫された秋系821

 イベントは、2022年秋の市場デビューを目指す新品種米の名称を大勢の人に知ってもらうのが目的。県農林水産部によると、このイベントを含む一連の名称PRキャンペーンは、電通東日本と秋田市の広告代理店アートシステム、ジェイアール東日本企画の3社による共同企業体が6月、2882万円で県と契約した。

 イベントは都内で行われ、秋田市出身のタレント佐々木希さんや佐竹敬久知事らが出席。公募で集まった案から佐竹知事が選んだ秋系821の名称を、佐々木さんが発表する。

 県は、地元メディアによる取材も想定していたが、今月6日になって業者側から、会場での取材をテレビに限るという方針を伝えられた。新聞・通信社などには、オンライン中継で様子を見せ、写真を提供するとした。

 業者から県は「新型コロナウイルス感染防止のため人員を絞る必要がある」「テレビ局だけであれば数が限られており、系列局も含めて取材人数を割り出せる」「ペン(紙媒体)を含めると一般紙のほか業界紙、週刊誌、専門誌などもあり、線引きが難しい」と説明されたという。

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