時代を語る・加藤正人(12)妻と一緒にCM出演
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夢にまで見た脚本家デビューを果たしたものの、すぐにこの仕事だけで生計を立てることはできませんでした。そこでスポーツ紙に映画解説のコラムを週に3、4本書いて原稿料をもらい、作品のビデオ印税も得て何とか一般のサラリーマン並みの生活をしていました。
次に親が心配するのは結婚です。母から「そろそろ考えたら」とたびたび言われるようになり、知人を介して能代一中時代の同級生と都内で再会することにしました。相手は能代市西通町にある整骨院の娘さんで、都内で美容院を営んでいました。大坂美津子と言います。確か中学3年の時に席が隣同士になった時期がありました。