新品種米は「サキホコレ」 秋系821、都内で発表【動画】

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 秋田県は17日、2022年度に市場デビューするオリジナル新品種米「秋系821」の名称発表イベントを都内で開き、今春の公募で寄せられた約25万件の案の中から、名称を「サキホコレ」に決めたと明らかにした。夏以降の選考過程で絞り込まれた6案から、最終的に佐竹敬久知事が選定した。県は首都圏などに高級ブランド米として売り出すため、PRを本格化させる。

新品種米の名称を「サキホコレ」と発表する佐々木希さん=東京都内


 発表イベントには佐竹知事のほか、JA秋田中央会の斉藤一志会長、秋田市出身のタレント佐々木希さんらが出席。佐々木さんが報道陣の前で名称を発表した。

 佐竹知事は名称を選んだ理由について「稲に小さな花が咲き誇る情景を思い浮かべた。郷里に誇りを持つという意味もある。語呂もいい」と説明。新品種米については「白さとつやが際立つ外観、ふっくらとした食感、深い甘みが特徴。日本人が慣れ親しんだ王道のお米だ」と語った。

秋系821の精米(左)と玄米


 県秋田米ブランド推進室は選定理由に「響きが良くてメッセージ性が高く、プロモーションの展開に期待を持てる」「明るい未来を感じさせる」といった点も挙げている。

 同推進室によると、公募で「サキホコレ」の名称案を出した人は複数いた。その中から最優秀賞(100万円)の受賞者には、本県在住の成田裕樹さんが選ばれた。

 名称決定を受けて県は21日、秋田市のイオンモール秋田で名称周知イベントを開催し、来場者にサンプル米を配布する。28日以降は県内外の宿泊施設などで宿泊客らに食べてもらったり、スーパーで来店客にサンプル米を配布してもらったりするキャンペーンを行う。

 名称案は今年4~5月に県が公募。コメの名称応募件数としては全国最多の25万893件が集まり、注目を集めた。新品種米の総合プロデューサーを務めるデザイナー梅原真さん(高知県)と県が約20案まで絞り、8月下旬に県や農業団体などでつくる「秋田米新品種ブランド化戦略本部」の名称選考部会で6案に絞り込んだ。ほかに▽秋(あき)うらら▽あきてらす▽秋(あき)の八二一(はちにいいち)▽稲王(いなおう)▽べっぴん小雪(こゆき)―の5案が残っていた。

県の新品種米名称発表のパブリックビューイング=秋田市のエリアなかいち


 サキホコレは本県オリジナル品種「つぶぞろい」と、愛知県が育成した「中部132号」を交配した新品種。「コシヒカリを超える極良食味品種」を目指し、県が14年度から開発に取り組んだ。

 生産や集荷はブランド化戦略本部に登録された生産団体が担う。来年度は先行作付けや試験販売を実施。本格作付けする22年度の面積は800ヘクタール、収穫量は4千トンを見込んでいる。

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