北斗星(11月22日付)

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 男を縦糸、女を横糸に例えた歌がある。中島みゆきさんの「糸」だ。織った布で誰かを暖められるかもしれないと歌う。披露宴の定番ソングにもなっており、今夏にはこの歌に着想を得た同名の映画が公開された

▼結婚した2人が暖めるのは子どもだろうか、それともお互いの親だろうか。手を携え、補い合って生きていけば人にも優しくなれる。ロマンチックな歌詞から、そんな思いが伝わる

▼きょう11月22日は「いい夫婦の日」。これにちなんだ明治安田生命保険のアンケートに、新型コロナウイルスが夫婦仲に影響があったかどうかを尋ねる設問があった

▼結果は「変わらない」が74%と多数だったが「仲が良くなった」(19%)が「仲が悪くなった」(6%)を上回った。普段と違う生活を迫られてストレスがたまりがちな状況下、相手を見直す契機になった家庭もあるようだ

▼仲が良くなった理由に挙がったのは「会話の機会が増えた」「配偶者が家事や育児に協力的になった」など。テレワークの広がりなどで夫婦が一緒にいる時間が増えたことが背景にあると同社はみる

▼深い会話でなくてもいい。帰宅時の手洗いを確認し合うなど、日常のコミュニケーションが今後もコロナ下においては大事だ。いま気掛かりなのは、都内などで家庭内感染が増加していること。県内でも冬の対策として小まめな換気が呼び掛けられている。部屋は一時的に寒くなっても温かい人間関係を保つことで、冬を乗り切りたい。

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