【評伝】矢口高雄さん、変幻自在の面白さ追求

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 半世紀に及ぶ画業を振り返る企画展が地元の秋田県横手市増田町で開かれている最中に、矢口高雄さんは旅立った。来年1月までの会期中に会場へ足を運ぶことを切望していたが、かなわなかった。

「釣りキチ三平」で主人公の三平三平が登場するシーンを描いた原画((C)矢口高雄、横手市増田まんが美術館所蔵)


 半生をつづった聞き書きと短編作品を一冊にした「マンガ万歳―画業50年への軌跡」(秋田魁新報社刊)が9月に出版されたばかり。刷り上がりを心待ちにしていた矢口さんにゲラ刷りを送ると、「発売も近いようですね。ガンバリたいと思います」としたためたはがきが返ってきた。力のこもった文字の一つ一つから、がんと闘う覚悟が伝わってきた。

 漫画に懸ける情熱は、すさまじいものがあった。

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