国宝仏教書の欠損部発見 鎌倉時代、魯山人旧蔵品で

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新たに見つかった鎌倉時代の仏教書の写本(神奈川県立金沢文庫提供)
新たに見つかった鎌倉時代の仏教書の写本(神奈川県立金沢文庫提供)

 神奈川県は26日、鎌倉時代の仏教書である国宝「称名寺聖教」の欠落部分の写本が、陶芸家北大路魯山人の旧蔵品から新たに見つかったと発表した。12月4日から県立金沢文庫(横浜市金沢区)の特別展で公開する。担当者は「鎌倉時代の仏教史や美術史上、重要な発見だ」としている。

 県によると、見つかったのは称名寺聖教のうち、さまざまな仏像について図を付けて解説した「諸尊図像集」の関連写本10点。金沢文庫の調査で「降三世明王」を北大路魯山人の旧蔵品として確認したほか、既に知られていた「不動明王」や「帝釈天」について別の写本が見つかった。