三平の残照(1)笑顔の釣りキチ 生き続ける古里の顔

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秋田空港に設置されたレリーフの前で花束を掲げる矢口さん=2016年10月
秋田空港に設置されたレリーフの前で花束を掲げる矢口さん=2016年10月

 漫画家矢口高雄さんが81歳で亡くなった。奥羽山脈の山あいに生まれ、秋田の自然を投影した作品を数多く世に送った矢口さんの歩みは、夕空を染める残照のようにいまも輝く。その足跡を県内各地にたどる。

 ◇  ◇

 秋田空港の2階出発ロビーに、ヤマメの魚群と鳥海山をバックに釣りざおを高く掲げる巨大なレリーフが飾られている。

 縦3・5メートル、横6・7メートルの陶板レリーフは、日本交通文化協会が各地の公共空間に芸術・文化作品を飾る活動の一環で、2016年10月に設置された。矢口さんは原画と監修を担当した。

 除幕式には当時官房長官だった菅義偉首相も出席し、「レリーフを目当てに多くの観光客が秋田を訪れることを期待している」とあいさつ。矢口さんは「自分の作品が秋田の玄関口に設置されるとは、想像もできなかった」と語った。

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