カドミウム吸収しない「あきたこまちR」、25年にも市場へ

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県農業試験場で試験栽培されたあきたこまちR=2019年9月3日(県提供)
県農業試験場で試験栽培されたあきたこまちR=2019年9月3日(県提供)

 秋田県は農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構、茨城県つくば市)と共同で、土壌に含まれる有害物質カドミウムをほとんど吸収しないコメを開発した。「あきたこまちR」の名称で農林水産省に品種登録を出願しており、2025年秋の市場デビューを目指す。秋田県内の一部地域では特別な水管理によりカドミウム濃度を抑えたコメの栽培が行われており、県は「あきたこまちRにより農家の負担軽減につなげたい」としている。

 あきたこまちRは12年度から19年度までかけて育成。農研機構(当時の農業環境技術研究所)が開発した、カドミウムの吸収性が低い性質を持つ「コシヒカリ環1号」と、あきたこまちを交配。そこから得られたコメにあきたこまちを掛け合わせる作業を7回繰り返した。

 県水田総合利用課の担当者は「交配を重ねた結果、味などの特性や、病気や暑さに対する耐性はあきたこまちとほとんど変わらないまま、カドミウムの低吸収性を持った品種が実現した」と語る。

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