戦禍の記憶:帰還者名簿 父の名、偶然見つける

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詩集を手にする曽我さん

 「本を手にしたのは、全くの偶然でした」。曽我貢誠(こうせい)さん(67)=東京都住、秋田市出身=はそう振り返る。

 2013年、教員を定年退職した曽我さんは東京・神保町で教育関係の資料を探していた。途中、何げなく入ったのが近くの「しょうけい館(戦傷病者史料館)」。戦争でけがを負った、あるいは病気になった軍人・軍属の証言を伝え、資料を展示する施設だった。

 館内を回った後、所蔵資料の中から一冊の本を引き出し、ページをめくっていた曽我さんは驚いた。たまたま手に取ったその本に、南太平洋・ニューギニア島(現パプアニューギニア、インドネシア)の戦いから帰還し、1998年に75歳で亡くなった父・礼悦さんの名前があったからだ。

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