クニマスはいま(上)唯一の生息地・西湖 保全活動、なお課題

有料会員向け記事
お気に入りに登録

 絶滅したと考えられていたクニマスの生存が西湖で確認されて10年がたつ。生態解明や養殖技術の研究が進む一方、保護や田沢湖への放流には課題がある。クニマスを巡る現状を秋田魁新報と山梨日日新聞の記者がリポートする。

 ◇  ◇

 「釣り人の楽しみを奪うのか」―。電話口から大きな声が響いた。

 2018年秋、山梨県富士河口湖町にある西湖(さいこ)漁業協同組合の事務所。漁協が外来魚オオクチバス(ブラックバス)の漁業権返上を検討していることが報じられたばかり。西湖漁協組合長の三浦久さん(69)は抗議の声を聞いた後、受話器を置き、自分に言い聞かせた。「クニマスを守るためだ」

「地元の漁協としてクニマスを守っていく責任がある」と話す三浦久さん=山梨県富士河口湖町の「クニマス展示館」

※この記事は「有料会員向け記事」です。有料会員(新聞併読、電子版単独、ウェブコースM、ウェブコースL)への登録が必要です。
(全文 1533 文字 / 残り 1252 文字)

この連載企画の記事一覧

秋田の最新ニュース