北斗星(1月4日付)

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 角砂糖の形に切り取って狙った場所に放り投げる。これができればかなりの「使い手」だろう。手にする道具はスコップなどだ。屋根の雪下ろしといっても数々のこつがある

▼まず雪止めのある所を確認する。足元の雪はそこで止まっているため安全だからだ。これがない屋根の端には近づかない。滑った雪と共に転落する恐れがある。雪は少し残す。屋根が見えるまで下ろすと足元が滑り危ない。命綱も大切だ

▼県南部の雪の多い地域ではかつて子供も雪下ろしに加わった。親に教えられたり見よう見まねでやり方を覚えたりしたものだ。中学生になれば立派な戦力となる。雪国に暮らす限り、雪下ろしは付いて回る。こつは伝授されているだろうか

▼作業の大変さは今も変わらない。大雪に見舞われている横手市の知人はクリスマス前と2日の2回、旧市内の自宅の雪を下ろした。雪は首くらいまであった。「住宅街で捨て場がなく下ろしっ放し。1階屋根と雪山がつながっている。軒先の壊れた家をよく見ますよ」

▼県内では除雪や雪下ろし中の事故が続発。排雪が追い付かず、車が擦れ違うのも大変な道路があるようだ。短期間でこの降り方は尋常ではない。気候変動のせいなのか。ただ雪解け水という恵みももたらす自然の力には畏敬の念を抱かざるを得ない

▼それでも眼前の大量の雪は災いに映る。今日4日も県南を中心に大雪の可能性があるという。精度の高い天気予報も今回は空振りであればありがたい。

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