横手、湯沢は観測史上最大に迫る 県、災害救助法適用を検討

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 秋田県内は4日も冬型の気圧配置が続き、県南部を中心に大雪となった。午後11時現在の積雪は横手市189センチ、湯沢市165センチとそれぞれ観測史上最大に迫った。県は県南部を対象に、救助費用を国と県が負担する災害救助法の適用を検討している。

 秋田地方気象台によると、横手、湯沢両市の積雪はいずれも「四八豪雪」(1973~74年)以降の横手は79年、湯沢は85年に現在の形での統計を始めた。横手市の観測史上最大は2011年2月1日の192センチ、湯沢市は同日の175センチ。現在の積雪を平年と比べると横手市は約5倍、湯沢市が約5・5倍。

 両市以外の積雪は由利本荘市矢島131センチ、北秋田市阿仁合75センチ、秋田市16センチなど。大仙市が独自に観測している同市大曲の積雪は139センチ(午前8時半時点)となり、過去10年間の同時期で最大。

 大雪を受け県は4日、災害警戒部会議を開いた。佐竹敬久知事は道路管理と雪捨て場確保、雪による事故と農業被害の防止に向けて取り組むよう指示し「市町村と連携を取り、状況が悪化するという前提で対応に当たってもらいたい」と述べた。また、警戒部を対策部に格上げした。

 佐竹知事は会議後の取材に対し、災害救助法の適用について国と協議するとし「亡くなっている人もいる。できるだけ早い方がいい」との考えを示した。県によると、県内で大雪に対して同法を適用した例はない。

 県は同日、4日までとしていた内陸南部の「雪下ろし注意情報」を継続、新たに沿岸南部にも発令した。大仙、横手、湯沢、羽後、東成瀬の5市町村は4日までに対策本部を設置した。

 秋田地方気象台によると降雪は6日に弱まるが、7日から8日ごろにかけては上空約5千メートルに平年より10度以上低い寒気が流れ込む見込み。沿岸を中心に大荒れとなり、警報級の大雪となる恐れがある。