雪に埋もれ2人死亡、大仙と羽後 県内で除雪中の事故相次ぐ

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 大雪に見舞われた秋田県の県南部を中心に、4日夜から5日にかけて雪による事故が相次いだ。県警によると、大仙市と羽後町で2人が死亡、湯沢市では1人が意識不明の重体となっている。他に8人が重傷、1人が低体温症と診断された。

 4日午後8時ごろ、大仙市大沢郷宿字上宿の女性(85)が自宅軒下の雪山に埋もれているのを娘が発見した。女性は市内の病院に搬送後、死亡が確認された。

 大仙署によると、高さ約1メートルの雪の山から女性とスノーダンプが見つかった。署は、雪寄せをしている最中に屋根から落雪があったとみている。女性は1人暮らしで、近くに住む娘夫婦が訪ねた際に発見した。

 5日午後6時25分ごろには、羽後町杉宮字大門の男性(47)から「自宅に帰ったら父が見当たらない。車庫の雪が大量に落ちてはしごが倒れており、雪に埋もれているかもしれない」と110番があった。約50分後、同居する父(74)が自宅車庫の軒下から雪に埋もれた状態で見つかり、死亡が確認された。

 湯沢署によると、同日昼ごろ、父親が1人で屋根の上で除雪作業をしているのを付近住民が見た。署は、落雪に巻き込まれたり、屋根から雪とともに転落したりした可能性があるとみている。

 同日午後1時半ごろには、湯沢市清水町6丁目の車庫兼小屋の屋根から落雪があり、持ち主の理容師女性(74)と次男(47)が約20分後に雪に埋もれた状態で見つかった。次男は心肺停止の状態で市内の病院に搬送され、意識不明の重体。女性は低体温症と診断された。

 湯沢署によると、2人は屋根の軒下で除雪作業をしていた。作業する様子を見ていた付近住民が落雪の音を聞き、2人の姿が見えなくなったことから110番した。

 このほか、横手市の62歳男性と78歳男性、湯沢市の65歳男性、美郷町の73歳男性がいずれも屋根の雪下ろし中に転落。横手市の69歳男性ははしごに乗って除雪作業中、落雪の危険を感じて約1・5メートル下に飛び降り負傷した。

 大館市では71歳男性が脚立で屋根の雪下ろし中、落雪に巻き込まれて転倒した。大仙市では84歳女性が屋根からの落雪を受け転倒。いずれも骨折などの重傷を負った。

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