横手市へ陸自災害派遣を要請 県が災害対策本部設置

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 秋田県内陸南部を中心とした記録的大雪を受け、県は5日、陸上自衛隊に横手市への災害派遣を要請した。6日から陸自秋田駐屯地の隊員が市内で高齢者宅の除排雪作業などに当たる。

 県が大雪被害で自衛隊に派遣要請するのは、2006年1月の秋田市への派遣以来。全国で今冬要請したのは先月の新潟県に続き2番目。

 県と陸自秋田駐屯地によると、5日午前に横手市の高橋大市長から県に派遣の要望があった。第21普通科連隊の約100人が派遣され、倒壊の恐れのある高齢者世帯などの住宅約5千棟と、木造の小学校校舎の雪下ろしや除排雪作業に当たる。

 また県は同日、佐竹敬久知事をトップとする災害対策本部を立ち上げた。大雪に関する対策本部の設置は2014年1月以来7年ぶり。由利本荘市と美郷町も首長を本部長とする対策本部を設置した。対策本部の設置は県南部を中心に7市町村となった。

 県は6日から、除雪が進んでいない横手市や湯沢市の市道での作業を支援する。県北部の業者に依頼し、県南部で道路除雪に当たってもらうことも検討しているという。

 大雪による農業被害も相次いでおり、横手市や湯沢市で農業用ハウス計200棟が倒壊・一部損壊し、約2億円の被害が出ている。雪の影響で市町村による確認作業が進んでおらず、果樹などを含め被害額はさらに膨らむ見通し。

 秋田地方気象台によると、5日午後8時現在の積雪は横手市169センチ、湯沢市154センチ、由利本荘市矢島133センチ、鹿角市54センチ、秋田市14センチなど。大仙市が独自に観測している同市大曲の積雪は166センチ(午前8時半時点)となっている。

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