140カ所で断線、夜間に広範囲で発生 停電復旧まで長時間

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 秋田県内沿岸部に広がった大規模な停電はなぜ起き、復旧になぜ長い時間を要したのか。東北電力ネットワーク秋田支社は「想定以上の強風により、広い範囲で断線が起きた。夜間に多数の場所で断線したため、復旧開始に時間がかかった」と説明する。

 秋田支社によると、今回の停電は断線によるものがほとんどだという。強風や、倒木、トタン屋根、倒れた電柱が各地で電線を切断。断線は約140カ所に上った。

 東北電力管内では新潟県でも一時3万戸以上が停電したが、8日夕までにほとんどが復旧した。秋田支社は「新潟は日中に風が強まって停電が発生し、早い段階で復旧作業に取りかかることができた。一方、秋田は夜間に停電が広がり、風が強い状況も続いたため、作業開始に支障が出た」とする。

 秋田地方気象台によると、7日は北日本上空に非常に強い寒気が入り、低気圧が発達しやすい状況となった。午前9時に千ヘクトパスカルだった中心気圧は、東北北部を通過した午後9時には984ヘクトパスカルまで低下。気象台は「低気圧が短時間で発達し、暴風が吹きやすい状況だった」とする。

 八峰町八森では午後8時9分、観測史上最大の最大瞬間風速42・4メートルを記録。秋田市では午後7時32分に36・9メートルを観測した。

 東北電力は経済産業省が示す「電気設備に関する技術基準」に沿い、風速40メートルの風に耐えられるように設計している。担当者は電柱に被害が出たことについて「突風のような想定外の強い風が吹き続け、損壊した可能性がある」とみている。

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