秋田市、12時間で雪34センチ 市民の足に大きな影響

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 強い冬型の気圧配置の影響で9日、秋田市では午前11時までの12時間に降った雪の量が34センチと観測史上最多を記録した。最深積雪は60センチを観測し、市民が家の前や駐車場の雪寄せに追われた。秋田地方気象台は10日も大雪に警戒するよう呼び掛けている。

 気象台は一時、秋田、男鹿、潟上、由利本荘、にかほ市と南秋田郡に大雪警報を出した。午後8時までの24時間降雪量は秋田が観測史上最多の36センチ、由利本荘市本荘30センチと沿岸部の降雪が目立った。

 気象台は秋田市を中心に大雪となったことについて、「雪雲が沿岸から内陸に移動せず停滞したため、予想を上回る大雪となった」とした。

 秋田市は8日に続き、市内8カ所に避難所を開設。穂積志市長を総本部長とする道路豪雪対策本部を設置し、市内全域を対象とした一斉除雪を始めた。穂積市長は「除雪作業をスムーズに行うためにも、市民には不要不急の外出を避けてもらうなど協力をお願いする」と述べた。

 佐竹敬久知事も県災害対策本部会議の終了後、取材に対し「車での不要不急の外出は控えてほしい。歩行者も交通事故や転倒の恐れがある。自分の身を守るため、なるべく家にいてほしい」と話した。

 市民の足にも大きな影響が出た。秋田中央交通は安全な走行が困難として、路線バスや秋田空港と市内を結ぶリムジンバスの運行を取りやめた。10日の運行は未定。

 市内の道路では、各所で車の立ち往生が続出した。9日午前8時半から午後7時まで秋田中央署には80件以上の通報が寄せられた。空の便は秋田、大館能代両空港発着の全ての便が欠航。JRは秋田新幹線、在来線とも乱れた。

 雪による事故も発生した。午前10時半ごろ、秋田市河辺大張野字道ノ下の女性(71)が屋根の雪下ろし中に転落。鎖骨とあばら骨を折る重傷を負った。

 午後8時現在、各地の積雪は横手168センチ、湯沢150センチ、秋田54センチ、由利本荘市本荘44センチなど。気象台は、沿岸部の大雪の峠は越えたものの引き続き強い冬型の気圧配置が続くとしている。大雪による交通障害をはじめ、建物被害や水道管の凍結などに警戒を呼び掛けている。

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