停電復旧、まず安心 能代八峰、地域の支え合いで乗り越え

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停電が復旧し、雪寄せを手伝いに来た近所の住民と話す佐藤さん(右)=9日午前10時ごろ
停電が復旧し、雪寄せを手伝いに来た近所の住民と話す佐藤さん(右)=9日午前10時ごろ

 暴風雪により7日から続いていた秋田県の能代市や八峰町での真冬の停電は、8日午後11時半ごろまでにいったん解消された。自宅で暖を取れなくなり、寒さをしのいでいた住民は9日、ようやく復旧したことに安堵(あんど)の表情を浮かべた。次の寒波への備えの必要性を語る住民もいた。

 能代市北部の須田地区で1人暮らしの佐藤信(のぶ)さん(94)宅に電気が戻ったのは8日午後5時ごろ。「とにかく足が冷たくて。いつ電気がつくか分からなかった。ずっと暗いまま過ごすのかと考えていた」と振り返り、ほっとした様子を見せた。近所の人が安否確認を兼ねて水や食べ物を届けたり、家の周りを除雪してくれたりしたことに感謝の思いも口にした。

 八峰町南部の峰浜石川地区に住む会社員佐々木麻衣さん(29)は8人家族。8日に「子どもに寒い思いはさせたくない」と反射式ストーブを買いに出掛けた。午後11時ごろに復旧するまでの間、入浴や洗濯ができず、「これまで家事の多くを電気に頼っていた」と痛感。今後の停電に備え、同居する父親と発電機を購入する話をしたという。

 県道沿いの電柱が複数なぎ倒された能代市竹生地区。現場近くの女性(67)宅は、午後11時すぎまで約28時間にわたって停電した。停電中は居間のまきストーブで暖を取ったが、携帯電話の充電がままならず困った。「真冬の寒さに停電が重なると、いかに大変かが身に染みた」と語った。

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