第1次能代大火の痕跡伝えるケヤキ、暴風雪で幹の一部折れる

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7日の暴風雪で幹の一部が折れた日吉神社のケヤキ=10日午前9時35分ごろ
7日の暴風雪で幹の一部が折れた日吉神社のケヤキ=10日午前9時35分ごろ

 7日の暴風雪で秋田県能代市御指南町の日吉神社にあるケヤキの幹の一部が折れた。1949(昭和24)年2月に市中心部を襲った第1次能代大火の痕跡が分かる大木の一つ。損傷が大きく、神社が対応を検討している。

 ケヤキは高さ約15メートル、直径約1・5メートル、幹回り約5・3メートルで、樹齢250~300年。市が「能代の古木・名木」に指定している。

 能代市では7日夜、観測史上最大となる最大瞬間風速35・3メートルを記録した。8日朝に見つけた平賀優子宮司(64)によると、折れた部分は長さ約25メートル、最も太い箇所で約80センチで、南方向に折れた。神社内の建物や周辺への被害はないという。

 ケヤキの幹は大きく二股に分かれ、うち中心となっていた1本は2018年9月の台風で折れた。幹の内部は空洞化が進んでおり、今回の損傷程度によっては伐採する可能性もある。

 平賀宮司は「大火の痕跡を伝える樹木だが、中がかなり腐食している。補修できるかを含め、林業関係者と今後の対処策を相談し、残せるなら残したい」と話した。

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