県南部の積雪、1カ月足らずで急増 強い寒気、長く続く

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 秋田県横手市を中心とする県内陸南部は、先月中旬の寒波で積もった雪が解けないまま年末年始の大雪となり、1カ月たたずに一気に積雪が増えた。専門家は「強い寒気が1週間近く続く状況が、既に2度も発生した。今後は気温上昇が見込まれるため、雪害事故に気をつけてほしい」とする。

 気象庁のデータによると、横手市の日ごとの最深積雪は先月13日までゼロだった。その後、寒波による降雪で増加し、約1週間後の21日には123センチに。29日に66センチまで減ったが、31日は126センチ、今月4日は189センチと増え続けた。例年は徐々に積雪が増え、2月中旬に最も多くなる傾向にある。

 今冬の内陸南部の大雪について、元秋田地方気象台長で秋田朝日放送気象キャスターの和田幸一郎さんは「上空の偏西風が日本付近で南に蛇行し、寒気が日本上空に入りやすい状態が続いた」とする。日本海の海水温が比較的高いことも、海から大量の水蒸気が供給されて雪雲が発達した背景とみる。

 和田さんによると、今冬は先月中旬と年末年始の2度にわたり、強い冬型の気圧配置が1週間近く続いた。ここ数年では珍しいケースという。寒気がとどまり続けて大雪となり、積雪の増加につながった。

 12日からは気温が高めに推移する見込み。和田さんは「雪崩や落雪が起きやすくなる。雪が積もった軒先を通る際や除雪作業中は十分に気をつけてほしい」と話した。

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