通学路や高齢者宅で除雪進む、県南部 安全確保へ市職員ら汗

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 14日に冬休み明けの授業が始まる秋田県横手、湯沢の両市は12日、通学路の除雪や点検を行った。大仙市は除雪ボランティアの活動に参加して高齢者宅の雪寄せを実施。通学路や高齢者宅の安全確保が進み、学校関係者や住民が安心した様子だった。

横断歩道近くの歩道を除雪する横手市職員ら


 横手市では、小中学校全23校の通学路の一斉除雪を行った。市職員計213人が参加。児童生徒が安全に登下校できるよう、雪で狭くなった歩道の幅を広げたり、交差点で車が見えやすいように雪壁を削ったりした。

 このうち同市羽黒町の横手南小学校(佐藤克己校長、529人)には市職員と教職員ら約60人が集合。6班に分かれて2時間ほど通学路を歩き、歩道の雪を寄せた。横断歩道のある交差点では、歩道に大人の身長を超えるほどの雪壁ができ、左右が見えづらくなっている所が多くあった。

 同校は、ほとんどの児童が徒歩通学。岡固敦教頭は「学校が始まる前に危険箇所を確認できてよかった。雪の壁がなくなり、子どもが車を見やすくなったとともに、車にとっても子どもを認知しやすくなったと思う。たくさんの人に支えられていることに感謝したい」と話した。

 湯沢市では、市豪雪対策本部が通学路を中心としたパトロールを行った。市職員36人が4人ずつ9班に分かれ、市内全域の通学路を点検し、見通しの悪い交差点などを除雪した。

湯沢市では歩道に張り出た雪庇を落とした


 出発前、本部長の鈴木俊夫市長が「市職員が率先して安全確認に当たることは、豪雪に直面している市民の安心にもつながる」と激励した。

 職員は通学路の交差点の視界が雪で狭まっていないか、落雪の危険がある場所はないかなどを現地で確認。歩道に張り出した雪庇(せっぴ)をスコップで崩して除雪したり、人力では取り除けない場所は後日重機で対応するため、写真に収めて記録したりした。

 大仙市大曲地域では、市職員41人が市内の除雪ボランティア「大仙雪まる隊」の除雪活動に参加。班ごとに高齢者宅9軒を訪問した。

屋根から落ちた雪がうずたかく積もる大仙市大曲日の出町の高齢者宅。市職員が崩して除雪した


 大雪でボランティアの出動要請が増えている中、事務局の市社会福祉協議会に市が支援を申し出た。

 同市大曲日の出町の1人暮らしの女性(82)宅では、屋根からの落雪が高く積もり、軒先まで迫っている状況。職員5人が雪をスコップで崩し、スノーダンプで運んだ。女性は「屋根に積もった大量の雪が落ちて、雪囲いも壊れた。このままでは軒先も壊れそうで困っていた。本当にありがたい」と感謝した。

 3市は13日もそれぞれ活動する。

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