除雪に追われ出荷どころじゃない…地元産葉物野菜が品薄

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葉物野菜が品薄になっている産直コーナー=15日午後2時半ごろ、横手市横手町のよねやハッピーモール店
葉物野菜が品薄になっている産直コーナー=15日午後2時半ごろ、横手市横手町のよねやハッピーモール店

 秋田県南部を中心とした記録的大雪の影響を受け、横手市内の産地直売所やスーパーでホウレンソウやハクサイといった地元産の葉物野菜が品薄になっている。農家が除雪に追われていることや、低温が続いたためハウスでの生育が遅れていることが影響している。

 十文字町のスーパーモールラッキー内にある直売所「ファーマーズマーケット」では、地元農家が持ち込んだ野菜を販売している。この時期は葉物野菜の出品が中心となるが、売り場は時間帯によって商品が少なくがらんとしている。

 直売所は2013年にオープン。担当する佐々木宏樹さん(27)は「農家が雪かきに追われていて、出品は例年の半分くらいだ。これだけ品薄なのは初めて」と明かす。価格にも影響しており、ホウレンソウやコマツナは3~6束ほど入る1袋を通常120~130円で販売するが、現在は200円近くまで高騰している。

 横手町の「よねやハッピーモール店」の産直コーナーも葉物野菜は少ない。青果部チーフの高橋晴彦さん(53)は「朝は野菜がたくさん並んでいるが、昼にはガラガラになってしまう」と困り顔。例年は農家が昼にも野菜を持って来るが、除雪や雪下ろしで忙しく朝しか持って来られない人が増えたという。

 「この雪の量では、雪の下に寝かせたハクサイやキャベツを掘り起こすのも大変だと思う。産直コーナーの需要は高いが、農家は年配の方が多いので無理せず出品を続けてほしい」と話した。

 大雪のほか、最高気温が氷点下の真冬日が続いたことも影響している。JA秋田ふるさと園芸課の高橋利美課長補佐(45)は「ハウス栽培のホウレンソウやコマツナは、気温が低い日が続いたため生育が遅れている」と説明する。

 ラッキーで買い物をしていた平鹿町の元農家佐藤勇一さん(88)は「雪かきを1日2、3回しないといけないので農家も大変だ」と思いやる。増田町の藤原純子さん(66)は「こうなるとは思っていたけどやっぱり高い。でも、肉や魚だけでなく野菜も食べないと」と話していた。

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