秋田の落穂(6)道祖神とアート

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「ゆきゆきて出羽路」の番外編「秋田の落穂」。秋田県立美術館での展示によって、「道祖神とアート」という新たな境地に立った小松和彦さんと宮原葉月さんが万感の思いを語ります。

道祖神とアート


【小】2020年は新型コロナに振り回された一年でしたが、私たちにとっては角川武蔵野ミュージアムや渋谷ヒカリエ、仙北市立田沢湖図書館など、展示の機会に恵まれた年でした。なかでも秋田県立近代美術館での展覧会に参加したことはまさにチャレンジでしたね。

【宮】これまでギャラリーや書店で発表してきましたが、公立の美術館では初めての展示です。展示構成を一緒に作ってくれたデザイナーの越後谷洋徳さんはじめ、多くの方の助けでやりとげることができました。

【小】2020年は能代市の小掛にも足しげく通って取材させていただきました。宮原さんが小掛のショウキサマを描いた絵を見ると、3年前に同じショウキサマを描いたものとはまったく雰囲気が変わっています。取材を重ねるたびに進化していますよね。


【宮】そう言っていただくとうれしい。私にとっては長年ショウキサマの行事に関わってこられた小玉忠さんからたくさんのお話を聞けたことが創作する上で大きな糧になりました。小玉さんの言葉を広く伝えたいと思い、小松さん監修のもと、初めて展示のシナリオを書くことにも挑戦しました。

【小】当初から、私たちは民俗学や歴史学といった範疇を越えて、秋田の人形道祖神を広い意味でのアートとして捉え、表現し、紹介していくことを目標にしてきました。今回、美術館で現代美術がメインの展覧会に出展させていただいたのは大きな一歩だったと思います。

【宮】取材を重ねるごとに新しい事実や魅力が分かってくる。この活動は終わりがないですね。他にも魅力的な道祖神がたくさんいらっしゃいますし、今後も道祖神の素晴らしさをアートを通じて伝えていきたいですね。

【小】私たちの活動も3年目を迎えます。取材した内容もだいぶ溜まっているので、今年は新刊も出したいな。


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