大雪で道幅狭く、迂回運行継続 秋田中央交通

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 秋田市で路線バスを運行する秋田中央交通は、大雪の影響で道幅が狭くなっている区間で、本来のルートを通らず回り道する迂回(うかい)運行を行っている。21日は5路線で迂回し、22日は4路線で継続する見込み。全路線が通常運行となる見通しは立っていない。

迂回運行を知らせる紙が掲示されたバス停=秋田市新屋松美ガ丘南町


 今月上旬の大雪で中央交通は、安全な走行ができないと判断し、9、10日の市内路線バスを終日運休。11日に約6割で運転を再開し、16日には全路線の運行が可能になった。

 しかし、雪の影響で道幅が狭くなった道や、坂があり安全に上り下りできないと判断した区間では、別のルートを走らせている。11日以降、少なくとも1日1路線は迂回運行となっており、多い日には10路線301本に上った。

 迂回路を使用するかどうかは、社員や運転手がその都度、路面状況を目視して判断している。

 21日は午前に太平線や川尻割山線など5路線が迂回運行となり、太平線は午後から通常運行に戻った。ほかの4路線は、少なくとも22日午前は迂回を継続する。

 4路線のうち、普段川尻割山線が通る同市新屋松美町の市道は両脇に雪が残り、乗用車同士がすれ違うのがやっと。中央交通によると、この道はもともと道幅が狭く、雪がない季節でもバス同士がすれ違わないよう運転手が無線でやりとりしている状況。雪の影響で迂回路に変更することはこれまでも多くあったという。

幅の狭い道路を減速しながらすれ違う車=秋田市新屋松美町(写真は一部加工)


 迂回運行により、いつものバス停を使用できずに困る市民も出ている。


 通院の際によくバスを利用するという新屋松美町の女性(78)は21日、バス停の張り紙を見て知った。「バスがなかなか来ないとは思っていた。迂回しているとは知らなかった」。通常運行に戻るまでは別のバス停まで歩くことを考えているといい、「雪で足場も悪いし、いつ元通りに運行するのか日にちも書いていなくて困る」と話した。

 市道の除雪を担っている市は、大雪に見舞われた9日以降、バス路線を含む幹線道路を重点的に除雪。路上や脇に残る雪に関しては、中央交通や市民からの要望を受け順次除排雪を行っているという。

 市道路維持課の菅生琢・ゆき対策担当課長は「一部迂回の路線をなくすためにも、中央交通と連携を取りながらいち早く該当区間の除排雪を行っていきたい」としている。

 秋田中央交通の旭谷明営業本部長は「お客さまにはご不便をおかけしているが、安全な運行のためご理解をいただきたい」と話している。

 市内路線バスの運行状況は、中央交通の公式サイトで確認可能。問い合わせは秋田営業所TEL018・823・7731、臨海営業所TEL018・867・7572

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