「トッカイ」若松監督(秋田市出身) 時代に翻弄される人間描く

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 重厚な作風の監督ながら若松節朗(秋田市出身)の言葉は軽快で、精彩を放つ。作品群は「社会派」のイメージが強いが「人間ドラマ」を自任する。「リアリティーを持たせて実際の話を描く。史実をちゃんと表現しながら人間たちのドラマを一生懸命作ると、社会派になるんです」

 WOWOWが開局30周年を記念して放送中の「連続ドラマW トッカイ 不良債権特別回収部」(日曜夜)で監督を務める。経営破綻した「住宅金融専門会社」を巡る物語。その債権を回収するため1996年に組織が設立され、銀行から出向した主人公の柴崎朗(伊藤英明)らが奮闘する姿を描く。

 清武英利のノンフィクションが原作。リアリティーを出す上では、衣装や自動車などで当時を表現し、役者には抑制した芝居を求めた。「お金を貸す側から取り立てる立場になった人もいる。時代に翻弄(ほんろう)される人々の人間ドラマです」。政策の失敗も含め、バブル崩壊という歴史的局面から学んでほしい思いは強い。

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