感染防止と経済振興 鹿角スキー国体の開催巡りジレンマ

有料会員向け記事
お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
花輪スキー場に設置された鹿角国体の看板。国体の開催中止の可能性が浮上し、地元関係者は当惑している
花輪スキー場に設置された鹿角国体の看板。国体の開催中止の可能性が浮上し、地元関係者は当惑している

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、来月18~21日に秋田県鹿角市で開催予定の第76回国民体育大会冬季スキー競技会は中止の可能性が浮上し、地元に困惑が広がっている。市の観光業者にとって大会期間は安定した集客が見込める書き入れ時となる一方、開催によるクラスター(感染者集団)発生への懸念が拭えないためだ。感染防止と地元の経済振興―。関係者は開催可否を巡ってジレンマに直面している。

 「大会を開けば、何があるか分からないのは確かだ。しかし、われわれにとっては企業体としての命が懸かっている。地域経済のことを考えると中止は非常に厳しい」。十和田八幡平観光物産協会(鹿角市)の千葉潤一会長(62)は、こう話す。

 鹿角市は「スキーと駅伝のまち」を標ぼうし、これまでに各種大会を誘致。市内の観光施設にとっては、スキー大会は客足の落ち込む冬場の貴重な収入源となっていた。2013年に同市で冬季国体が開かれた際の経済効果を大会実行委員会は約2億7千万円と算出している。

※この記事は「有料会員向け記事」です。有料会員(新聞併読、電子版単独、ウェブコースM、ウェブコースL)への登録が必要です。
(全文 1302 文字 / 残り 875 文字)

秋田の最新ニュース