県内、30日午前にかけ大荒れか 建物被害などに警戒を

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吹雪の中、帽子や上着のフードをかぶって歩く人たち=29日午後3時50分ごろ、JR秋田駅前
吹雪の中、帽子や上着のフードをかぶって歩く人たち=29日午後3時50分ごろ、JR秋田駅前

 秋田県内は29日、発達した低気圧と強い冬型の気圧配置の影響で沿岸を中心に暴風雪に見舞われた。秋田地方気象台によると、秋田市で午前10時46分に最大瞬間風速28・4メートルを観測した。30日午前にかけ大荒れとなる見込みで、秋田地方気象台が猛吹雪による交通障害や建物被害への警戒を呼び掛けている。

 県総合防災課などによると、鹿角市の花輪スキー場で設営中のテントが強風にあおられ、40代女性の頭部に骨組みが当たり軽傷を負った。

 29日午後4時までに秋田、能代、由利本荘、潟上、にかほ、八郎潟の6市町で建物被害が発生。住家7棟と小屋などの非住家14棟で、屋根や外壁が剥がれるなどした。秋田市の新屋図書館では、倉庫屋根が縦3メートル、横7メートルにわたって剥がれた。同館は30日まで臨時休館する。

 男鹿市では船川港に係留されていた廃船の遊覧船(全長12メートル、18トン)が強風により約60メートル流され、船体が半分ほど沈んだ。他の船に衝突するなどの被害はなかった。ロープが強風で切れたか、ほどけた可能性があるという。

 強風の影響で交通機関も乱れた。航空各社によると、29日は秋田空港発着の全10便が欠航。JR秋田支社よると、羽越、奥羽、五能、北上、花輪、男鹿の在来線各線で計96本が運休、区間運休した。

 30日は五能線の能代―弘前間が終日運休となる。羽越線の秋田―酒田間と男鹿線は始発から夕方まで運転を見合わせる。花輪線は県内区間で午前9時ごろまで運休。奥羽線は秋田―東能代間で午前中の一部列車が運休となる。

 東北電力ネットワーク秋田支社によると、強風などにより由利本荘市西目町と羽後町の約480戸が一時停電した。

 気象台によると、30日も午前中を中心に雪を伴った強い風が吹く見込み。30日午後6時までに予想される24時間降雪量は多い所で山沿い50センチ、平野部40センチ。雪雲が予想以上に発達したり、同じ場所で降り続いたりした場合は警報級の大雪となる可能性がある。31日以降は冬型の気圧配置が弱まる見込み。

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